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金属製品製造業 2024/06/06

解砕機・粉砕機について|活用例などもご紹介

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解砕機・粉砕機
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解砕機(かいさいき)・粉砕機(ふんさいき)とは

解砕機とは、粒子凝集体や繊維質の材料を分散させたり、ほぐしたりするために使用される機械を指します。パンやビスケットなどの大きめの原料を粗く砕くことを「解砕」とし、砂糖や塩などの原料の粒径をより細かくすることを「粉砕」、さらに細かくすることを「微粉砕」と言います。

解砕は、材料に分離力を加えて一次粒子のサイズに戻すことです。一方、粉砕は固体にエネルギーを加えて砕いて小さくすることであり、一次粒子のサイズを変えてしまうため、解砕とは異なる概念となります。

英語での解砕機・粉砕機の呼び方

解砕機や粉砕機は、英語ではDisintegrator(ディスインテグレータ)あるいはCage Mill(ケージミル)と呼ばれています。

解砕機と粉砕機は食品業界で活躍

食品業界では、解砕機や粉砕機がよく使われます。例えば、お菓子作りの際にダマを解砕し、均一な状態にすることで品質の安定化が図られます。

また、生産ラインで発生するロス品を処理する際にも活用されます。原料を粗く砕いたり粉状にしたりしてからコンテナに詰めることで、処理費用の節約が可能です。

粉砕機のその他の活用例

粉砕機は、食品業界だけでなく、農業やガーデニング分野でも使われます。例えば、木材や大きな枝からウッドチップを作成したり、プラスチックを細かくしてリサイクルしやすくしたりすることができます。また、処分が難しい竹を砕いて廃棄しやすくすることも可能であり、土に混ぜ込むことで土壌改善が期待できます。

さらに、塗料においても、素材を均一に砕くことで色や成分の品質改善が図られ、粉砕機が役に立ちます。

粉砕の種類と粒度による分類

粉砕後の材料の粒度に基づいて、「粗砕」「中砕」「微粉砕」「超微粉砕」の4つに分類されます。各粉砕の種類は一般的に以下のような基準で定義されます。
  • 粗砕: 素材を約1mmまで粉砕した状態。
  • 中砕: 約1mmから数十μm(マイクロメートル)の粒度範囲。
  • 微粉砕: 数十μmから約10μmまでのさらに細かい粒度。
  • 超微粉砕: 約10μm以下の非常に細かい粒度で、ここでは肉眼では識別できないレベルになります。

これらの分類は目安であり、具体的な数値は粉砕される材料やその用途、産業によって異なる場合があります。

参考サイト:https://ashizawa.com/guidance/07.html

解砕機・粉砕機に関連する企業

株式会社前川工業所

大阪府大東市にある破砕機・粉砕機の専門メーカーで、今年創業68年を迎えた株式会社前川工業所。特に硬いものを割る技術が高く評価され、合金鉄、金属シリコン、カーボン類、セラミックス・ガラス類・溶融スラグなど多様な業界で活躍しています。

事業内容では以下のようなものがあります。
  • 粉体プラントの開発設計製造販売
  • 破砕機・粉砕機の開発製造販売
    • ロールブレーカ(ダブルロールクラッシャー)
    • ジョークラッシャー
    • ハンマークラッシャー
    • 解砕機(廃コン、アスコン用)

  • 振動篩(スクリーン)の製造販売
  • 各種産業機械の製造販売および賃貸業
  • 機械器具設置工事業
  • 中古機械の仲介・売買各種材料の破砕並びに粉砕業務
  • 機械器具卸売業

引用参考イプロス:https://www.ipros.jp/company/detail/282411

株式会社宮本製作所

再生資源技術を活用し、破砕機・木質チップボイラー等の再生機器プラントの設計・製作・施工及び納入先の機器点検、部品交換などを行っています。また、環境保全活動においてもGS事業者として従業員一丸となって取り組んでいます。

同社の事業内容は以下の通りです。
  • 企画・設計・製作・施工
    • 木質チップボイラー(小型蒸気ボイラ)
    • 高分子焼却炉
    • 廃材前処理機
    • 破砕機
    • 細砕機
    • 廃材処理再生プラント
    • 解砕機
    • コンクリート、アスファルト破砕機
    • 木質木屑破砕機
    • 猫砂製造プラント
    • アスファルト再生プラント
    • 振動ふるい
    • 分級機
    • トロンメル
    • 集塵装置
    • 混載選別
    • バッグフィルタ

引用参考イプロス:https://www.ipros.jp/company/detail/2064895

増幸産業株式会社

ダイヤモンド以外のすべての物質の超微粒化技術に取り組み、1965年に世界特許を有する石臼式粉砕機スーパーマスコロイダーを発表した増幸産業株式会社。それ以来、他の粉砕機では成し得なかった超微粒化を可能にした新製品を数多く開発しています。食品メーカーをはじめ、医薬品、ケミカル、燃料、化粧品など様々な産業分野で幅広く活用されています。

同社の事業内容は以下の通りです。
  • 超微粒摩砕機(スーパーマスコロイダー 他)
  • 超精密粉砕機(ミクロマイスター)
  • 超高圧粉砕機(マスコマイザーX)
  • 衝撃式粉砕機(セレンミラー・アトマイザー・カッターミル 他)
  • 食肉関連機器(ボーンカッター・チョッパー・ミキサー 他)
  • 関連機器(各種コンベヤー及びポンプ・充填機・計量 器 他)
  • その他(各種粉砕プラントエンジニアリング)

引用参考イプロス:https://www.ipros.jp/company/detail/2001968

アシザワ・ファインテック株式会社

アシザワ・ファインテックは、お客様と共にビジョンを共有し、微粉砕・分散技術を用いて地球と人類の未来に貢献することを目指す、コンサルティング型の微粉砕・分散機メーカーです。

同社は、ナノ・サブミクロンレベルまでの微粉砕・分散を実現するビーズミル(湿式/乾式微粉砕・分散機)をはじめとした機器や技術をトータルで提案・提供しています。これにより、微細化工程において攪拌機・脱泡機等の前後工程機をサポートすることが可能です。

近年、微粒子化技術に対する要求が高まる中、粒子の機能や特性を最大限に引き出すことが重要となっています。そこで当社が開発した最新型スターミルは、独自の機構により最小φ0.03mmビーズの安定使用を可能にし、粒子表面へのダメージを最小限に抑えたナノ領域までの“マイルド分散”を実現しました。

同社では、少量から大量生産まで対応可能な様々な規模の設備を取り揃えております。卓上型実験機から、3000リットルの容量を持つ大型機まで幅広く提供しています。

事業内容:
  • ナノサイズまでの微粒子技術の開発・生産・利用に関する技術サポート
  • 粉砕機・分散機などの産業用粉体機器の開発・製造・メンテナンス

引用参考イプロス:https://www.ipros.jp/company/detail/47378

株式会社清水工業所

同社は、化学機械や開発試作機の設計・製造・販売を行っています。

取り扱い製品には、気流摩砕式微粉砕機、マルチミル、振動ミル、大豆微粉砕設備、その他自動機や試作機、省力機などがあります。また、これらに関連するプラント・メンテナンスの施行も承っています。

事業内容:
  • 化学機械および開発試作機の設計・製造・販売
  • 気流摩砕式微粉砕機
  • マルチミル(粉体混合機)
  • 振動ミル
  • 大豆微粉砕設備
  • 自動機・試作機・省力機の開発・製造・販売
  • プラント・メンテナンス施行に関するサービス

引用参考イプロス:https://www.ipros.jp/company/detail/2060357
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