COLUMN

製造業のおすすめ情報
マーケティング 2024/04/04

SEOとリスティング広告の違いとは?使い分けや併用方法などを解説

目次INDEX
SEO
についてのお問い合わせはこちらから!

SEOに関するお問い合わせ、まずはMONOTY(モノティー)へ!

Google検索からの集客で使われる2つの手段

Google検索からの流入で多くの人にページを見てもらうためには、以下2つの対策が効果的です。

・SEO
・リスティング広告

それぞれについて詳しく解説していきます。

SEO

SEOはWebサイトやブログ運営の基本中の基本で、検索エンジン最適化として知られています。主要な検索エンジンであるGoogleの検索結果に、自分のサイトやブログが表示されるようにすることを目指します。

インターネットで検索すると、たくさんのサイトが検索結果に表示されます。これらの結果は、検索エンジンが用意したデータベースを基にして、検索キーワードに関連性が最も高い順にサイトが表示される仕組みです。

サイトやブログを運営している際、検索流入を重視するならば、上位表示を目指すことが不可欠です。検索結果の順位が下がるほどクリックされる確率は低く、2ページ目以降はほとんど無視されます。上位表示を獲得し、検索流入を増やすためには、SEO対策としてGoogleの仕組みを理解し、適切なコンテンツを作成することが重要です。

以前は、SEO対策の主流は「コンテンツ内にターゲットキーワードを多く含めること」でした。しかし近年では、質の高いコンテンツこそがGoogleから評価され、検索上位に表示される傾向にあります。これは、キーワードのみに注力したコンテンツが質を落とし、問題を引き起こす可能性があるからです。また、Googleのロボット技術の向上により、質の低いコンテンツはすぐに下位表示になります。

現在のSEO対策では、キーワードを意識しつつ、ユーザビリティの高い良質なコンテンツを作成することが基本とされています。このような対策を実施することで、検索順位の向上や検索流入の増加につながります。

リスティング広告

リスティング広告は、検索連動型広告の一種で、ユーザーが検索したキーワードに応じて主に検索結果の上部に表示されます。

例えば、「転職エージェント おすすめ」と検索すると、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、おすすめの転職エージェントを紹介するサイトが基本的に検索結果に表示されますが、検索結果の上部にリスティング広告が検索順位とは別枠で表示されます。

リスティング広告の特徴は、主に「広告」と表記され、検索したキーワードに合致する内容が表示されること、そして検索結果とフォーマットが似ているため、多くのユーザーの目に留まりやすく、クリックが獲得しやすいことが利点です。

・検索したキーワードに応じて表示される
・検索結果の上部に表示される
・検索結果とフォーマットが似ている

リスティング広告を出稿すると、検索結果の最も目立つ位置で集客が可能になり、検索流入を大幅に増やすことができます。通常の検索結果とは異なり、特別枠でサイトをプロモーションできる点が、リスティング広告の魅力と言えるでしょう。

SEOとリスティング広告の違い

SEOとリスティング広告の違いは、以下の通りです。
リスティング広告 SEO
費用 有料 無料
即効性 すぐに表示される 検索上位になるまで時間がかかる
掲載順位 入札額次第でほぼ設定可能 Google次第なので設定不可
クリック率(CTR) 低い 高い
ターゲット層 顕在層 潜在層

※横にスクロールします。

費用

まず、SEOとリスティング広告の費用面に違いがあることから始めます。SEOは無料や低コストで実行可能ですが、リスティング広告は有料であり、コストが高くなりがちです。

SEO対策を行い、上位表示を狙う場合、SEO知識を持つスタッフの人件費やSEOコンサルの費用が必要ですが、上位表示が得られれば低コストで済むことが多いです。さらに、自分たちで学んでコンテンツの質を向上させたり、内部リンクを強化することで、費用は無料となることもあります。

対して、広告出稿の場合、出稿費用が必須であり、運用が続く限り永続的な費用が発生します。そのため、高いコストがかかりやすくなります。さらに、広告運用のコンサルに関しても、SEOコンサルより費用が高くなりがちです。

要約すると
SEO:無料〜低コストで上位表示が可能であり、費用は人件費やコンサルによる。
リスティング広告:出稿費用が必須であり、運用が続く限りコストがかかりやすい。

即効性

SEOと広告では即効性の面でも大きな違いがあります。

SEO対策は、すぐに検索結果に反映されない特徴があります。これはGoogle検索エンジンのシステムに起因するため、対策を行う際には、短期間で結果が出ないことを意識することが重要です。

Googleでは、Webページのデータ収集にクローラーと呼ばれるロボットを使用し、その情報を評価して検索結果の順位付けに反映します。この一連のプロセスが完了するまでには、数ヵ月かかることも珍しくないのです。

対照的に、リスティング広告は広告費用を支払えば直ちに上位表示が可能で、即効性が高い点がメリットです。早期に効果を求める場合は、SEO対策よりもリスティング広告の検討が適切であると言えるでしょう。

掲載順位

掲載順位を設定できるかどうかも、SEOと広告では大きな違いがあります。

SEOの効果は最終的にGoogleの評価に左右されるため、自力で検索順位をコントロールすることはできません。競合他社、時期やGoogleのアップデートなどが影響し、順位は常に変動します。優秀なコンサルタントに依頼しコンテンツをブラッシュアップしても、上位表示が保証されるわけではなく、期待通りの成果が出ないケースもあるでしょう。

一方でリスティング広告は、入札金額によって順位を設定できます。費用を増やせば上位表示が可能となり、効果の見込みが立てやすいと言えます。

クリック率(CTR)

リスティング広告とSEOの特徴の違いは、クリック率(CTR)です。

リスティング広告は検索結果上で、「広告」ラベルが表示されるため、広告と認識されやすく、検索ユーザーに敬遠されがちです。その結果、クリックされにくく、クリック率が低くなります。キーワードによりますが、リスティング広告の1位表示でもクリック率は約10%です。

一方、SEOを用いて自然検索結果で上位表示されると、検索ユーザーにクリックされやすくなります。1位のクリック率は約20%で、リスティング広告よりも高いです。つまり、SEOがもたらすクリック率は高いと言えます。

リスティング広告:広告と認識されやすく、クリック率約10%
SEO:自然検索結果上位表示でクリック率約20%

このように、クリック率がリスティング広告とSEOで違います。

ターゲット層

SEOとリスティング広告では、主に狙うターゲット層が変わってきます。

SEO対策は主に潜在層と言われる人たちを対象としています。これは「買うかどうか迷っている」「サービスを利用したいが内容が不明」という状況の人たちに向けて、興味を引く特徴を持った層です。

一方、リスティング広告は顕在層という人たちをターゲットとしています。顕在層は「すぐに購入したい」「おすすめが知りたい」といった購買意欲の高い層です。リスティング広告がこの層を対象にするのは、広告費用がかかるため、確実なコンバージョン増加とリターンが求められるからです。

こうしたターゲット層の違いを把握し、それに応じたコンテンツ設計が重要だと言えます。具体的には、

・潜在層に向けたSEO対策を強化し、情報提供を充実させる
・顕在層に対してリスティング広告を出稿し、購買意欲を高める効果を狙う
などの方法が挙げられます。

SEOとリスティング広告を使い分ける方法

SEOを使うと効果的な例

■広告費を抑えたい場合 SEOを使うと効果的なのは、広告費を抑えたい場合です。

例えば、Google検索結果で自分のWebサイトを上位表示させたいが、リスティング広告を減らしてお金を節約したいとしましょう。
つまり、広告費削減が目的です。
この状況で、SEOの知識を身につけて自分で対策すると効果的です。

こうして、広告費を抑えたいときにSEOを使うことが、リスティング広告とSEOを使い分ける方法です。

■安定的な流入を確保したい場合
SEOを使うと効果的なのは、安定的な流入を確保したい場合です。

例えば、自身のWebサイトへ検索ユーザーの毎日の訪問を確保したいとしましょう。
つまり、安定した流入を維持したいのです。
この場合、SEO知識を身につけまたはSEO業者に依頼し、SEOを利用することが効果的です。

こうして、安定的な流入を確保したいときにSEOを使うことが、リスティング広告とSEOを使い分ける方法です。

リスティング広告を使うと効果的な例

■指名キーワードで流入を確保したい場合
リスティング広告を使うと効果的なのは、指名キーワードで流入を確保したい場合です。

固有の名称(商標キーワード)は、社名やサービス名、商品名などで、成約率が高いキーワードです。

・これらで検索するユーザーへ直接アプローチして、サイト流入を促す。
・指名キーワードでの流入確保が目的。
Google広告やYahoo!広告等の専用サービスで、キーワード属性を設定しリスティング広告を活用すると効果的。

そうして、指名キーワードで流入を確保する際にリスティング広告を使うのが、リスティング広告とSEOの使い分け方です。

■期限がある場合
リスティング広告を使うと効果的なのは、期限がある場合です。

例えば、3月15日から3月22日の期間限定でキャンペーンを実施し、そのために専用ページを1週間のみ公開したい場合があります。
期間限定のキャンペーンであると想定します。
この状況では、Google広告やYahoo!広告等の専門サービスを利用し、期間や属性を設定してリスティング広告を活用することが効果的となります。

こうして、期限があるときにリスティング広告を使うことが、リスティング広告とSEOを使い分ける方法です。

■即効性やスピードを重視したい場合
リスティング広告を使うと効果的なのは、即効性やスピードを重視したい場合です。

例えば、作成したWebページを検索エンジンの結果で直ちに公開・宣伝したい場合、即効性やスピードが重要です。
そんな時、Google広告やYahoo!広告のリスティング広告を活用すると効果的です。

こうして、即効性やスピードを重視したいときにリスティング広告を使うことが、リスティング広告とSEOを使い分ける方法です。

SEOとリスティング広告の併用による効果

今回は、SEOとリスティング広告の使い分けを解説しましたが、両方を活用する方法もあるのです。

ただし、SEOとリスティング広告は直接関連がないことに注意してください。

・それでも、SEOと併せてリスティング広告を出稿すると、上位表示を目指すサイトが見られる機会が増えます。
・リスティング広告経由で訪問がなくても、知名度が上がり指名検索に繋がることが期待できます。
・SNSや他サイトへの被リンク増加の可能性もあります。

以上を考慮して、SEOとリスティング広告の併用を検討してみることをおすすめします。 MONOTYを詳しく見る
SEO
についてのお問い合わせはこちらから!

SEOに関するお問い合わせ、まずはMONOTY(モノティー)へ!